代表者プロフィール
里山ベースハナビ代表の鶴田勇気です。
サイトをご覧頂きありがとうございます!
少し長くなりますが、里山ベースハナビを運営するに至った想いや理念をこちらで共有したいと思います、お時間ある時に一度読んで頂ければと思います。
里山ベースハナビの理念
まず、里山ベースハナビのテーマは「ワクワクから始まるナリワイづくり」です。
里山の資源を活かして、ワクワクするナリワイを創る為のハードとソフトのプラットフォームとして、シェアハウスを中心としたコミュニティ運営をしていて、田んぼ・畑・DIY・家づくり・空き家再生・狩猟・山仕事と里山の資源を活かして様々なナリワイづくりにチャレンジしています。
そして、村づくりと呼んでいますが、その村づくりをしている理由は「価値観を共にする自立した仲間達と本当に豊かな暮らしを創る為」です。
元々、大阪の都会出身でしたが、里山に移住して5年ほど、ようやく今の形に落ち着いてしっくりくるようになったので、そこに至った理由と経緯をお伝え致します。
始まりは母の危篤
元々は大IT系の会社で7年9か月普通にサラリーマンとして働いてたのですが、道を大きく変えるきっかけは母がくも膜下出血で倒れた時に発覚した実家の借金です。
医療費を払わないといけないが、お金が無い。
どうにもならない状況だったので、兄弟3人で親の借金を返済したのが始まりでした。
「お金に向き合わないと自分以外の人の人生も不幸にする」と感じて、自分はそうなりたくないと思い、お金の勉強の為にファイナンシャルプランナーの資格を取るべく勉強を始めたのです。
ただ、資格の勉強だけでは生きた知識にならないと感じて、色々と勉強しながら自分で実家の家計の見直しをしつつ、知識や見直しのアウトプットの為にブログを始めました。
インプットだけじゃなくてアウトプットした方がより自分の為になると。
つらい経験も誰かの道しるべとなる
そうして、会社員として仕事をしながら月に50時間ほどブログ更新に力を入れて、お金の勉強をしていると少しづつブログのアクセス数もあがり、お小遣いでももらえたらいいなと思ってた広告収益も少しづつ伸びてきました。
そうして1年近く続けていると、ブログのアクセス数は月10万PV程、広告収益も数万円になり、今度は周りの知人や同僚からお金の相談をしてもらえるようになったのです。
その時、気付いたのです。
自分が苦しい思いをして親の借金返済からお金の勉強をした経験は、誰かの道しるべになるんだと。
気が付けば、自然と家計の見直しの相談を受けるようになり、副業でブログ運営と家計の見直しの2本立てに精を出して更に1年ほど。
母が倒れて2年半、ブログを立ち上げて丸2年のタイミングで副業の収入も本業を越えそうな目途が立ったので、満を持して独立致しました。
志を持って独立、ぬぐえぬ違和感
お金と向き合う事が出来ず、選べる選択肢が極端に少なくなってしまった親の背中を見て、「自分はそうなりたくない」「もっとお金に翻弄されずやりたい事をやれる人を増やしたい」と言う気持ちから独立したので、家計の見直しも「何をいくら削るのか?」では無く「何の為にお金を使いたいのか?」を重要視していました。
一般的な老後に2000万円必要だから、毎月いくらの金額を何%の利回りで運用する為に、こういった保険商品が云々・・・と言う話は基本的にはせず、
「本当はどうしたいか?」
「やりたい事のチャンスが巡った来た時に躊躇せずにチャレンジできるようにお金が必要」
「そのために毎月の無駄な出費を減らして、浪費を自分の未来に投資する生きたお金の使い方をしましょう」
と言った普通のファイナンシャルプランナーさんとは全く違うアプローチをしていました。
そうして、関わった人の人生が変わっていくきっかけづくりを出来たらいいなぁと思って取り組んでいたのですが、続けていると1つの課題にぶつかる事に。
それは「家計の見直しのアドバイスをしても、結局やらない人が一定数いる」と言う事。
突然降ってきた里山シェアハウス構想
やはり、人が変わるには1週間や1か月程度の関りでは限界がある。
かといって、1年間1対1でずっとコンサルやコーチングをするとなると、相応の高額な費用を頂かないとこちらも中々対応が難しい・・・。
悩んだ末に出たアイディアが「共に成長できるコミュニティを作り、得意や人脈の異なる人達でお互いに高め合う事が出来たら最高!」でした。
そして、更に天から降ってきたアドバイスが「それはシェアハウスちゃう?」と。
シェアハウスであれば、生活費を落としながら価値観を共にするメンバーと一緒にスキルと人脈をシェアしながらお互いのやりたい事を応援できる環境づくりが出来るのでは?
そんなアイディアが浮かんだ途端、今までの色んな点が繋がるような感覚があり、更には元々バイクで日本全国野宿しながら旅をしてた事があり、いつかは自然の豊かな場所で暮らしたいと言う思いがあったので、「田舎の空き家をシェアハウスとして活用して、生きるコストを落として、チャレンジの土台作りをする」と言う、里山ベースハナビの原点のテーマに行きつきました。
移住後、半年でシェアハウス2件、住民は8人に
そんなこんなで、知り合いづてに里山の古民家を探し、出会ったのが14部屋程ある巨大な古民家に2018年の6月末に移住。
後から知るのですが、この家は70年ほど前に近くの小学校の先生の下宿として増築されており、70年も前からシェアハウスだったと言う、まさしく、出会うべくして出会った家でした。
あれよあれよと話は進み、初めての里山暮らしの様子やDIYでのリノベーションの様子をSNSで発信したり、イベント形式にして色んな人を巻き込んでいると、立ち上げから3か月で住民が5人になり、リフォームをしなければ古民家は部屋が足りない状態になり、更に近くの家をもう1件借りて2件目のシェアハウスをオープン。
半年後にはシェアハウス2件で、住民が8人にまで増えました。
DIYのなれの果てに家のセルフビルド
そんなこんなで全力で里山暮らしを始めて、沢山の人を巻き込んで面白おかしく盛り上げていると、段々と近所の人から「うちのドアがいがんでいて何とか直せないか?」「玄関にハチの巣が出来て困っている」など、色んな依頼を頂くようになり、何でも屋として本当に様々な依頼をこなしてきました。
依頼をこなしていると、段々と口コミで相談の内容や規模も大きくなり、気付けば数々のリフォームを請け負うようになって、家を建てれるまでになったのです(色々と省略)。
様々な所に手を入れた大きな古民家を色んな事情があり出ないと行けなくなり、たまたま縁が有ったのが今、里山ベースハナビがある亀岡の場所。
こちらに移転すべく、自らシェアハウスの建築を行ったのです。
DIYの延長線上で、家を建ててしまった感じです。
色んな意味で大変で死ぬかと思いました・・・(笑)
亀岡の地で始まる村づくり
今は、亀岡の山の中で「自分達で創る本当に豊かな暮らし」をテーマにハナビ村を作って行ってます。
ここに至った経緯や経験はかなりすっ飛ばしましたが、このページに書いているような事があったからです。
本当に濃厚な時間を過ごしてきました。
シェアハウスはあくまで拠点であり、人が集まるベースキャンプではありますが、一番大事にしているのは人の繋がりであって、コミュニティ作りが一番中心にあります。
僕が考える村づくりと言うのは、「価値観を同じにする近くの仲間と協力しながら」「地域内の資源を活用してワクワクするナリワイを創り」「地産地消でサービスが回る地域循環経済を創る」事を理想としています。
エコビレッジとも異なり、今の資本主義社会とも異なる、新しい地域循環経済を創る事を目指してます。
そんな想いに賛同して、一緒に村づくりをしてくれる住民をこれからも増やして、共に楽しい事をしていきたいと思ってます。
どうも、こんな長文を最後まで読んで頂きありがとうございました!
色んな形で、沢山の人とご縁があればと思います!